【ポータブルスキルを磨きましょう】人生百年時代をキラキラ生きるために

キャリア・生き方

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こんにちは。アキです。

先日、大手自動車の9000人リストラというニュースや、伝統的な会社の倒産のニュースが報じられました。それ以外にも「早期退職」や「リストラ」というニュースが増えてきたり、「なんか不安だ・・」という気がしませんか?

私の友人も大手の製薬会社や電機メーカーにいて、たくさんのリストラの話を聞いてきました。

役所に入った友人も「給料が低すぎて全く上がらないのでプライベートがしんどい」とも聞きました。「人生100年時代」と言われている中、そんな友人の話や、世の中の状況を見ていて、「やっぱり会社に依存していては生きていけないな。親から教えられた『大きな会社にいけば人生安泰なんだから』という教えは今ではもう通用しない。自分で自由をつかみとるため頑張ろう!」と思って日々生きています。

そのような状況は私と同じアラフォー世代以上はもちろん、これからより長く生きていく10代・20代・30代の若手のみんなも意識しておく必要があると感じています。

この手の文脈では、しばしばポータブルスキルを身につけろと言われています。

政府は「リスキリング」や「リカレント教育」という言葉を唱え、ポータブルスキルを身に着けるよう促しています。

そこで、今日はこの「ポータブルスキル」について私なりに考えてみたいと思います。

「かつては、「働き方もライフスタイルも、人並みなコースに乗れればそれで十分。自由よりも安定がほしい」という選択肢が存在しました。しかし今はそれがない。好むと好まざるとにかかわらず、誰もが自由への決断を迫られ、リスクや不安を引き受けなければならないのが、これからの時代の厳しさです。問われているのは本当の意味での自己責任です。誰もがそこから逃れられないのであれば、その中でハッピーに生きていくために、サバイバビリティを鍛えるしかありません。」(引用)「本田式サバイバル・キャリア術(幻冬舎、2009年)」198頁

2009年に出版された本書の問いかけは現在ますます深く受け止める必要があると思います。

ポータブルスキルとは何か?

私は2009年に新卒で伝統的な日本の大手企業に入社しましたが、「ハンコの角度はこの角度にしないといけないんだ」、「この会社のあの話ならキーマンはあの人だ」、「このシステムは社内開発で、世の中の人は使えないんだぞ」という教育を受けてきました。いずれも「他の会社や環境で通用しないことばかり。ヤバいのでは??」そんな違和感をずっと感じていました。

幸いにも新卒時代に読んだ本に感銘を受け、在籍している会社固有のスキルを磨きつつ、今風にいう「ポータブルスキル」を磨くことにも意識を向けてきました。ポータブルスキルについて、その本の「社内でしか通用しないスキル」と「どこでも通用するスキル」の整理を引用してみます。

この整理の中の「パーソナルキャリア」は「ポータブルスキル」と読み替えていただいてよいと思います。

コーポレートキャリア パーソナルキャリア
就職きっかけ自分で見つける
会社の配属で決まるスキルの中身自分の得意なこと
一時期に一つスキルの数同時にいくつでも
毎月定期収入あり収入不定期
成果以外も対象評価基準完全成果主義
縦のネットワーク人脈横のネットワーク
すぐできるかかる時間時間がかかる
会社次第タイムスパン長期
ポータブルではない汎用性ポータブル
小さい流動性大きい
会社が主導主体自分でつくる
上司がとる責任の所在自分が矢面に立つ

(引用)「本田式サバイバル・キャリア術(幻冬舎、2009年)」51頁

ポータブルスキルの一例

  • それぞれの業界・職種の専門知識
  • コミュニケーション力
  • プレゼン力
  • 柔軟性
  • プロジェクトマネジメントスキル
  • 営業力
  • 語学力(特に英語)
  • 会計・財務スキル
  • ITスキル など

勉強をすること

上記のポータブルスキルを身に着けるには、会社で漫然と仕事をしているだけでは不十分と思いますので、自分で勉強し続けるのが良いと思います。上記のスキルを例に出すと、「営業パーソンで営業力+会計知識→経営コンサルタントのような貢献ができる人」や「人事パーソンで人事知識+営業スキル→強力な成果を残す採用担当者」などを目指すのは一案ではないでしょうか。

例えば、英語については、オンラインでネイティブやフィリピンの方と英語のレッスンができるようなサービスを提供する会社さんも増えています。

また、会計の話を例にすると、日商簿記検定などの資格、「会計」とタイトルに書かれている本を片っ端から読む、政府が提供している無料の会計講座が意外に多く提供されているので受講してみるのはおススメです。

日本人の平均勉強時間は1日に13分

上記の「勉強する」というのは「なんだ!当り前じゃないか!目新しいこと言ってくれ!」と思った人もいるかもしれませんが、最低限それが必要な意識かと個人的に思っています。

その理由は、政府統計によれば日本人の平均勉強時間は1日13分とのこと。ほとんど勉強していないということですね。同窓会に行っても、「現状に甘んじるだけでいいや」「夢なんて忘れた」なんて同級生ばかりで残念な気持ちになるので、その統計にはある意味納得します。

令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要

ですので、まずは上記のような勉強をしていく中で皆さんそれぞれに相応しいポータブルスキルを身につけるためのヒントを得ることもでき、他の人から圧倒的に抜きんでることができると確信しています。

転職エージェントと継続的に付き合う

上記でご紹介した本の中では、継続的に転職エージェントと話すことが推奨されています。これは「自分の市場価値を客観的に図ること」「自分の立ち位置を把握したうえで今後の指針にすること」が理由ですが、私も不定期ながら、大手の転職エージェントや専門職に特化した転職エージェントなどと会い、最新の市場動向を聞いてアップデートしています。



本日はポータブルスキルを磨くためのほんの一部の情報をお話ししました。

このテーマは今後もひたすら考え続け実践していかないといけないと思いますので、今後このブログでも、いろんな角度から考察した記事を折に触れて取り上げていきます。


今後ともよろしくお願いいたします。



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